ベシクタシュ新監督が香川真司の残留を強く希望

4月から5月にかけてベシクタシュでは今季限りで退任したセニョル・ギュネシュに代わる新たな監督として、ミルチェア・ルチェスク 、タイフン・コルクト、アブドラ・アブジュを候補として最終選考が行われていた。

一時はルチェスクが最有力との報道が多かったが、トルコ人監督を求める経営陣の意向もあり、今季までイスタンブール・バシャクシェヒルの監督を務めていたアブドラ・アブジュと3年契約を結ぶに至った。
これを受け、来季監督昇格を望んでいたグティことホセ・マリア・グティエレス・エルナンデスはチームを去っている。

そのアブドラ・アブジュ新監督は香川真司の残留を強く望んでいるという。一方、香川自身はスペイン行きを強く望んでいるそうだ。
Sabah紙のFatihDoğan記者とTRTSPORのFıratGünayer記者がこれを伝えている。

Sabah紙
アブドラ・アブジュによれば、「状態が良い香川であれば、我々をより高みに連れて行ってくれるだろう。前シーズンの問題点だった調整不足についても解決されている。」という。ベシクタシュはアブジュ監督のこの発言を元に、日本のスターと会った。しかし、10番を背負う30歳は、「優先順位としてはスペインの方が高い。現在もスペインの2チームと話をしているところだ。もしスペインのチームとの話がなくなった時は、とても良い時間を過ごせたベシクタシュが第2候補として上がるだろう。」と答えた。ボルシア・ドルトムントは、どうやら移籍金無しで香川の望むチームに彼をレンタルさせるようだ。

原文記事:https://www.sabah.com.tr/spor/futbol/2019/06/05/son-dakika-besiktas-transfer-haberleri-besiktas-stoperini-buldu

フラット・ギュナエル記者
アブドラ・アブジュが「もし残留するのであれば、チームの役に立つだろう」と言った選手のうち、もう一人は香川である。彼のマネージャーは、彼をラ・リーガ所属チームに売り込もうとしている。 もし売り込みがうまくいかなければ、彼が戻ってくる可能性がある。

フラット・ギュナエル記者
アブドラ・アブジュが香川にこの温かいアプローチをとった後、彼の頭に浮かんだ問題はリャイッチの扱いをどうするかということである。もし10番のユニフォームを着るに値するこの選手がベシクタシュに来るならば、監督はリャイッチを左前に置く計画をしていると言われている。

フラット・ギュナエル記者
フラット・ギュナエル:アブドラ・アブジュは香川をとても欲しがっている。この日本人選手をベシクタシュに移籍させたいようだ。リャイッチと香川を同時起用する際の両者の扱いについて、彼も尋ねられている。アブドラ・アブジュは、どうやらリャイッチを左前でプレーさせるみたいだ。

このように、アブジュ新監督は香川の残留を望んでおり、来季はアダム・リャイッチとの共存を考えているという。
ギュネシュ体制下では香川とリャイッチの共存は難しいという結論に落ち着き、同時に起用される機会があまり無かったことを考えると興味深い報道だと言えるだろう。新体制下で主力選手の一人として扱われるのであれば香川にとっても魅力的な話かもしれない。

また、Fanatik紙のオルハン・ユルドゥルム記者は香川の現況について次のように書いている。

Fanatik紙
所属しているチームとの契約は1年間残っている香川を獲得したいベシクタシュにとって、第1の課題は日本のスターを説得することだ。なぜなら、ボルシア・ドルトムントは、チームとハイレベルな関係の持っている香川の自己決定に従って行動する予定だ。(略)ドルトムントを去る予定の香川は、そのキャリアを続けるための国として、スペインを候補にあげた。30歳で10番を背負う香川のマネージャーは、ラ・リーガ所属のチームと交渉中であり、最高入札額として税込で150万ユーロの提案があったことがわかった。この数字に満足していない香川は、現段階ではこの提案を前向きに捉えてはいない。ちなみに、ベシクタシュは、この日本のスターに半季で110万ユーロを支払っていた。

原文記事:https://www.fanatik.com.tr/besiktasin-hedefindeki-2-yildiz-kagawa-ve-schurrle-2069275

ユルドゥルム記者は香川が諸条件に同意して残留するという内容の記事を書いたかと思えばその後には香川の残留は消滅したと書いたり今回のように残留の可能性を匂わせたり…と香川の動向に関する情報はあまり信用できるものではない。
Fanatikはもともと飛ばしの多い媒体であり、同記者もたまに独占情報を書くことがあるものの基本的には嘘の多い飛ばし系だと認識されている。
従って、具体的な数字や香川の意思などは適当な想像(記事の味付け)だと思われるが、やはり香川の最優先目標はラ・リーガであるという情報は共有されているようだ。

アブジュ新監督が香川の残留を望んでいる可能性が高いことは確かなようだ。
とは言え、同監督がどの選手を重用しどのような戦術を用いるかはいまだ明らかになっていない。
香川の力を欲しているとしてもそれがどの程度のものであるのか、スタメン前提で考えているのかは分からない。
現段階で伝わる情報は願望混じりのものも多いと考えられるため「こうなる」と断定することは難しい。
いずれにせよ、来季の香川にはより多くの出場機会を得られる場所でプレーしてほしいというのがファンの願いだろう。

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