【フランスメディアの反応】酒井は今季十分な活躍した数少ない選手

サッカー日本代表の酒井宏樹がオリンピック・マルセイユに移籍してから3シーズン目が終わろうとしている。
当時、12-13シーズンに加入した古巣のハノーファーが降格したことをきっかけに移籍先を模索していた酒井宏樹だったが、
財政難に苦しんでいた名門マルセイユに加入したことは大正解だったようだ。

マルセイユはリーグ・アンとクープ・ドゥ・フランスを合計19回制覇し、チャンピオンズリーグを制覇したこともあるフランスの超名門である。
日本でも某サッカー漫画の影響もあって知名度はかなり高いのではないだろうか。
その名門も近年は成績が低迷し、"金"の問題でも苦しめられていた。

2016年の4月にはついにマルガリータ・ルイ・ドレフュスがクラブの売却を表明し、同時にスティーヴ・マンダンダやミシー・バチュアイなどの放出を余儀なくされるなど悲惨な様相を呈すに至っている。
酒井宏樹に声がかかったのはまさにそんなタイミングであった。

マルセイユが2016年の夏に行った補強は、かなり貧弱なものであった。当時はクラブ買収が決まる前で、深刻な財政難に陥っていたからだ。マルセイユは名門どころか、凋落したクラブの象徴のような状況にあった。酒井の獲得は、ある意味で当時のマルセイユを象徴していたと言える。ブンデスリーガ2部に降格したハノーファーからやってきた日本人サイドバックは、何より低コストで獲得が可能だった。最も懸念されたポジションではあったものの、背に腹は代えられなかったわけだ。

同じく元日本代表の中田浩二が所属していたこともあるが、
今でもクラブのサポーターに記憶されているほど大失態をやらかし、悪い意味で足跡を残して去る結末に終わっていた。
酒井はスコットランドのセルティックやオランダの名門アヤックスのオファーを蹴ってマルセイユ入団を決めたという。
酒井はより規模の大きなクラブでプレーすることを望んでおり、更に同クラブはリーグ・アンという4大リーグに次ぐ格のリーグに所属していたことも決めてだったとされる。

さて、そんな混迷期に加入した酒井だが、加入当初こそブンデスリーガとのスタイルの違いに苦しみアジア人プレーヤーに慣れていないサポーターから心無い誹謗中傷を受けることもあった。
入団時には中田浩二の再来だと揶揄する声もあった。
しかし、今となってはチームにおける数少ない"良心"のような扱いを受けている。

今シーズンのマルセイユもやはり成績は低迷、悲願であったCL出場権に手が届かないどころか、来季のヨーロッパリーグ出場権すら逃してしまった。
そんな状況にあるなか、酒井はチームにおける数少ない光明と見られているようだ。
以下に現地フランスの声を見ていこう。

Prolongation en vue pour Sakai ?
酒井がAFCアジアカップへの招集によって冬期休暇時期後に離脱したことは、ガルシア監督のフォーメーションにとって非常に苦しいものとなった。酒井不在中、OMは4部アンドレジューに敗れたのに続き、サンテティエンヌ、リール、ランスにも苦杯を喫している。偶然か必然か、酒井復帰初戦のボルドー戦から、オリンピックのその後に続く好調期が始まることになった。昨季、酒井は右サイドのポジションをブナ・サールと争っていたが、今シーズンは同ポジションに定着している。

原文記事:http://www.footmarseille.com/news-47681/sakai-devrait-prolonger.html

今季十分な活躍をした数少ない選手
酒井宏樹はシーズン当初から非常に良いプレーを行い、今期充分な活躍を挙げた数少ない選手の一人である。積極的なプレースタイルがOMサポーターから支持されている酒井。期待を裏切るようなプレーはほとんどなく、リーグ・アンのベストサイドバックの一人と言える。理屈からすると、ガルシア監督は次季もOMディフェンス右サイドを酒井に任せるのも当然に思われる。

原文記事:https://www.lephoceen.fr/infos-om/mercato/prolongation-en-vue-pour-sakai-170071

パッとしないシーズンにあって、酒井宏樹のパフォーマンスはマルセイユにとって数少ない光明となっているようだ。
どのメディアも概ねこのような見方をしており、サポーターの反応も好意的である。
酒井が記録した数字もそれを裏付けるものだ。
リーグ戦では第37節終了時点で26試合2283分に出場して1ゴール4アシストを記録している。
ケチをつけるとすれば攻撃面での貢献の少なさぐらいであり、逆に言えばここさえ改善されれば更に上を狙うことすら可能な選手になるだろう。

言うまでもなく、マルセイユは酒井との契約延長を目指しているようである。

マルセイユは酒井と契約延長へ
オリンピック・マルセイユの厳しい今シーズンの中でも数少ない良い活躍を果たした酒井宏樹は、『レキップ』によると、現在契約延長交渉中とのこと。酒井は29歳、右も左も担えるサイドバックディフェンダーで、マルセイユとの契約延長の意向を数週間前に表明していた。よほどの不測の事態が起こらない限り、近くクラブ側と合意となる見込み。

原文記事:https://www.90min.com/fr/posts/6363318-mercato-le-xi-possible-de-l-om-la-saison-prochaine

酒井自身もマルセイユの環境には満足しているようであり、今後数シーズンは同クラブでプレーを続けることになるのではないだろうか。
日本代表のサイドにはマルセイユ所属の選手が君臨することになりそうだ。凄く強そうである。

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