ベシクタシュは香川の買取オプションを有していない

来季の香川はベシクタシュに留まるのかという問題について、現時点で手に入る情報をまとめていきたい。

まず、最も重要なことはベシクタシュにはシーズン終了後に香川を買い取る「買い取りオプション」が無いということだ。
この点について「香川を買い取るべきかどうか」という視点や、買い取り資金がベシクタシュにはあるかどうかというという視点の記事が氾濫していたが、比較的早い時期にこの問題は決着を見ている。

ここでは、ベシクタシュの法務担当ディレクターであるシャファック・マフムットヤズジオール氏とトルコにおいて香川の代理人業務を担当しているネジュデット・エルゲゼン氏の発言をとりあげる。
これらの記事は日本のメディアでは紹介されていない情報である。

買い取りオプション無し
昨晩から取り沙汰されている、今季途中でベシクタシュにレンタル移籍した香川真司についての「買い取りオプションがあるのか」という話題に関して、ベシクタシュの法務担当ディレクターであるシャファック・マフムットヤズジオール氏より説明があった。マフムットヤズジオール氏は、「現時点ではこの日本人サッカー選手に対する買い取りオプションはない」と述べたが、一方で「この問題は、単にベシクタシュとボルシア・ドルトムント間だけの問題ではなく、香川自身も関与している問題である」と述べた。「たとえ買い取りオプションによる完全移籍の可能性があるとしても、香川選手自身が拒否したならば、完全移籍はやはり無効になる」と述べた。シャファック・マフムットヤズジオール氏は、「完全移籍については、幾度も議論されてきた。我々はドルトムントとの交渉において、香川のレンタル移籍において買い取りオプションをつけるために、最後の瞬間まで努力した。しかし、金額面の問題と彼自身の決断が遅かったこともあり、買い取りオプションについては契約合意まで間に合わなかった。そこで、我々はこの素晴らしい移籍を逃さないためにも、6ヶ月間のレンタル契約を結んだ。買い取りオプションについてはこう述べよう。『仮に我々が買い取りオプションをつけたとしても、選手自身の同意がない限り、買い取りオプションによる完全移籍は実現しない。彼もまた、このイスタンブールを確かめて、この土地に住むかどうかを判断する時間が欲しかったのだ。我々は彼のこの意見を尊重した。今後もドルトムントとの交渉は続くだろう。もし香川が完全移籍について同意するならば、我々はドルトムントとの交渉をスピードアップし、香川の買い取りオプションを契約に入れるだろう。』」。

原文記事:https://www.cnnturk.com/spor/futbol/kagawanin-satin-alma-opsiyonu-yok

ここではっきりしているのは香川には買い取りオプションがついていないということ、そしてシーズン終了後に香川がイスタンブールに留まるか否かは本人の意思によるとされている点である。

買い取りオプション無し②
香川選手のマネージャーであるネジュデット・エルゲゼン氏は、テレビNTVとのインタビューにて、このスター選手の買い取りによる完全移籍について明らかにした。エルゲゼン氏は話の中で、香川選手のレンタル契約は買い取りオプションを含んでいないことを述べた。「ベシクタシュとの契約では、買い取りオプションが存在しない。しかし、香川が残留したいのであれば、ドルトムントが難色を示すことはないだろう。今シーズンの終わりには、ドイツチーム(ドルトムント)との1年間の契約は残るが、これはベシクタシュにとっては逆に有利かもしれない。香川が残留を希望するならば、両チームは交渉して移籍金を決めるだけだ。香川の意思によって行方は決まるだろう。」と述べた。

原文記事:https://www.haberturk.com/kagawa-nin-menajeri-opsiyon-konusunu-acikladi-2340883-spor

ネジュデット・エルゲゼン氏の見解も同様である。
すなわち、香川がベシクタシュへの移籍を望むのであればドルトムントは難色を示さないだろうというものだ。
香川が残留したいのであれば話はとてもスムーズに進むのである。

陳腐な表現ではあるがお金ではなく気持ちの問題なのである。
ドルトムントは香川という選手から最後まで少しでも収益を得ようなどとは考えていないことが分かる。
香川がドルトムントで戦力外になったことは残念な話であるが、その別れはとても円満なものになるものと思われる。

この、「香川の意思」を巡ってトルコではさまざまな情報が飛び交っているのだが、それは次回に見ていこう。

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