日本市場に目を向けるスペインのクラブ

中国代表FWのウー・レイを獲得したエスパニョールがそのアジア戦略を加速させ、日本人選手にも目を向けている可能性があるという。
現地のメディアはヘタフェに所属する柴崎岳とレアル・ベティス(アラベスにレンタル中)の乾貴士の名前を挙げている。
また、二人以外の日本人選手に対する興味も示唆されている。

ElDesmarque
RCDエスパニョールは、アジア市場で金の鉱山を見つけたと考えている。ウー・レイとの契約で成功の上に収益を上げており、中国人二番目のサッカー選手(ヤン・ジュンリンであろう)が加入へ向けて動き始めている。だが、小企業(中国)がその目的(アジア市場)に視線を注げた唯一の国ではない。また、日本へも広がる可能性がある。なぜなら、タカシ・イヌイとガク・シバサキに興味を示しているからだ。

現在、Pericosonlineが示しているように、エスパニョールはフットボリスタ・ニッポネス(日本人サッカー選手達)を観察しているだろう。これらの件に関しては、すでに前から興味を持っていた、ヘタフェのシバサキ、また、イヌイのフットボリスタであるだろう。目的は、東洋の市場で新しい戦略を立ち上げることで、さらに明らかなスポーツの収益性を見つけ出す事だ。ガク・シバサキを尊重して、ヘタフェで彼の微妙な状況に出口(放出)を強いる事が出来る。

日本人は、今年、ボルダラスに、試合メンバーとしてほとんど数えられることがなく、9試合でわずか数分しかプレーしなかった。実際、(柴崎岳は)市場での価値を失うことになるが、来シーズンは3つの競争(リーガ、国王杯、ヨーロッパリーグ)のローテーションに入る事が出来る、だが、出口(ヘタフェ側が)を強いることを逃れられない。(来シーズンのチーム編成の為に柴崎岳の必要性は低い)

原文記事:https://eldesmarque.com/barcelona/espanyol/noticias-2/134411-espanyol-inui-shibasaki

Pericosonline
エスパニョールの軌道に乗って、ウー・レイの元チームメイト、ヤン・ジュンリンが加入しようとしている。また、ガクやイヌイなどのサッカー選手達のように、ニッポン市場へも扉が開かれる可能性がある。中国の様に重要な市場への投資とは別に、エスパニョールが戦略的に非常に魅力的である、他のアジアフットボールに姿勢をとる為、何らかの介入(アジア市場へ)に関して考慮する事を捨てる事(選択肢)は無いだろう。従って、彼らは既に興味を示していたアラベスの、イヌイと、ヘタフェのガク・シバサキの様な、ニッポネス・フットボリスタスを観察しているかもしれない。(この二人以外の日本人サッカー選手達に)この戦略の先駆者(RCDエスパニョール)として、契約するに相応しいかを考慮しているところだ。

原文記事:http://www.pericosonline.net/noticias/detall/39001/una-opcio-xinesa-per-la-porteria

1991年生まれのウー・レイはわずか14歳と287日でプロデビューを飾った中国が誇る天才ストライカーとして知られている。
2006年に上海東亜(現在の上海上港)でデビューすると、クラブキャリア通算296試合で151点を記録した化け物FWだ。
モルデFK時代のスールシャールに見込まれてオファーも受けた(条件面で折り合わずに破談)という逸話もあるのだからその才能は本物だろう。
その後も欧州の複数クラブからオファーがあったとされるが、最終的にウー・レイを獲得したのがラ・リーガのRCDエスパニョールである。

ウー・レイ獲得の効果はビジネス面において素晴らしいものがあったとされている。
デビュー戦となったビジャレアル戦はたった十数分のプレーだったが、中国国内では4000万人が視聴し、初ゴールを決めたレアル・バリャドリード戦も同様に数千万人がそのシーンを見届け、彼のユニフォームが飛ぶように売れたという。
スペイン国内でそうした試合を視聴しているのはせいぜい十数万人であることを考えるとその影響力の絶大さがよく分かる。
エスパニョールが二匹目の泥鰌を狙いに行くのは何も不思議なことではないのかもしれない。

近年のラ・リーガがアジア戦略を強化していることはよく知られている。
バルセロナやレアルマドリードなどの超人気名門クラブを擁する同リーグだが、その海外戦略においてはイングランドプレミアリーグの後塵を拝してきた。
そこで、米国、インド、中国、シンガポール、日本などに支局を次々と開設し、プレミアリーグに追いつけ追い越せで急速に海外展開戦略を推し進めている。
最近では伸び盛りの中国に圧倒されつつある面もあるとはいえ、やはり人口1億2000万を擁する先進国日本の市場はいまだ魅力的なようである。
ラ・リーガの日本駐在員は次のように語っている。

世界でも中核市場の一つと考えています。日本ではスポーツの中で野球が一番人気があると思いますが、サッカーもここ20~30年で実力が上がり、ファンベースが若者層を中心に拡大しています。欧州のサッカーやスペインサッカーを見てくれる機会がすごく増えているのです。ビジネスとして成長の可能性は極めて高い上、人口が1億2000万人と多いのも魅力です。

エスパニョールのみならず、アジアという巨大市場を攻略しようと乗り出すクラブが次々と現れるであろうことは想像に難くない。
プロサッカーはビジネスなのであり、金の卵を産む選手はそれだけで価値がある。
ピッチ内の貢献が最も重要であることは間違いないだろうが、ピッチの外における貢献も決して無視できないのが現実だ。
そこでは日本市場の開拓も大きな目標とされるだろう。
それは、スペイン行きを志望している香川真司や岡崎慎司のような日本人選手にとっても追い風になるかもしれない。
扉が開かれたのであれば、次は実力を示して現地のサポーターを納得させる必要はあるだろうが。

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